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2006年9月30日 (土)

世の中に必要の無いものは無い

いやー久方ぶりに笑える本を読みました。ずばりタイトルは「笑うカイチュウ」です。普通の人は本屋でこんなタイトルを見つけても手には取らないと思いますが、私は獲物を見つけたハンターの様に素早くお買い上げしてきました。作者は藤田紘一郎さんと言い東京医科歯科大学医学部長を務める傍ら日本で唯一といってイイ程の寄生虫学の権威として有名だそうです。普段の何気ない生活を送っていると回虫の存在など自覚する瞬間は訪れません。しかし確実に存在はしています。私が子供の頃は検便検査が毎年あったのですが何時しか無くなったそうです(昔の日本人の寄生虫率は70%でしたが、様々な尽力により一時期は0.2%になったそうです)。それは日本人の体の回虫の存在率が極端に減ったからそうです。しかしここ20年でまた回虫の存在は増えているそうです。その辺を詳しくこの本は教えてくれます。増えた理由は①ペットブームによる犬猫からの寄生虫(イヌネコ回虫症)は最悪失明したりするそうです②有機農法により人糞肥料からの寄生虫(土壌伝播寄生虫病)昔の日本人は殆どの人がかかっていたそうです③泥鰌や魚の活き造りなどのグルメ嗜好から伝染する(ガッコウチュウ) など様々なルートから回虫は日本人の体内に再び安住の地を見つけつつあるみたいです。一番面白かったのは花粉症と寄生虫の関係を論説した部分です。詳しい説明は省きますが、藤田氏が言うには「日本人の体の中から寄生虫が消えてからとある抗体が生まれなくなり花粉症が発生するようになった」そうです。非常に興味深い論説です。かなり真実味のある説明がされています。異常なまでの日本人の清潔な生活は(必要な悪)まで消してしまったみたいです。それ故に別の病気を発生させたりしてます。寄生虫とはよく言ったもので持ちつ持たれつで生き続ける事によってお互いの役に立つ状態を自然に作り出します。世の中に必要の無いものは無いという事です。それにしてもこの藤田氏は面白い人です、存在が少なくなった回虫を見つけるとこう言うそうです「こんなせちがらい世の中に、よくぞ生き続けたもんだ」と。こんな変わった人ですが世の中は必要な存在です。

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