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2006年9月10日 (日)

人跡未踏の地は滅多に無い

昨日江戸川乱歩賞作家について書きましたが本日もそうです。本日は第50回江戸川乱歩賞を若干24歳3ヵ月という史上最年少で受賞しデビューした神山祐右(かみやま ゆうすけ)氏の「カタコンベ」について書きたいと思います。この本を何故手にとったかと言うと話の舞台が殆ど洞窟だからです。このブログを始めた頃に何度も書きましたが、子供の頃から私は洞窟や盗掘といったテーマの映画やドキュメンタリーが大好きでした。エジプトの発掘の模様や川口浩探検シリーズは必ず観ていました。その時のドキドキ感が忘れられなくて、洞窟物の映画や本はどうしても見たくなります。そんな私ですので乱歩賞受賞までしているケイビング・ミステリーと聞いてほっておけるわけありません!先に審査員の書評を読むと「内容的には荒さが目立つが、若々しいパワーに溢れた作品。何よりもどの作品よりもワクワク感があった」という感じの書評が殆どでした。今の完成形よりも将来の成長にかけた受賞みたいでした。実際読んでみてもその通りでした。ディテールは突込みどころ満載だし、ミステリーとしても今ひとつひねりがありません。犯人の殺害理由も納得行かないし、洞窟に怪物が居ると思わせる出だしも後で全く生きてこない。何故?江戸川乱歩賞?と思わせる稚拙さが目立ちます。しかし審査員の言うように「ワクワク感」は物凄く感じました。正に川口浩探検隊のTVを観た時と同様のワクワク感です。後半のスピーディーな展開も悪くは無いです。審査員の綾辻行人氏曰く「ハリウッドのB級ホラーを感じさせる」に同感です。24歳という年齢を考えれば上等なんでしょうね。乙一氏のように大化けする事があればイイですね。それにしても洞窟はワクワクします。明日は流れで川口浩氏について書きますね。

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