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2006年9月24日 (日)

本でもジャケ買い

昔から輸入盤などのレコードをお店で買う時に、何の情報も無くてもジャケットのデザインがカッコ良かったり、ヒト癖ありそうな写真だと自然に手が出てしまいました。そんな場合80%くらいは予想通りの内容で、20%は投げつけたくなるくらいの駄作だったりします。一種のくじ引きのような感覚ですが、ジャケ買いには何か浪漫があり止められません。レコードやCDでは良くある事なんですが本ではそうした事はありませんでした。昨日読了した桐野夏生氏の「I'm sorry、mama.」を古本屋で見かけ時、あまりの表紙デザインのカッコ良さに購入した一冊です。桐野氏の本はそうでなくても殆ど読んでいるんですが、直木賞受賞「柔らかい頬」以来、個人的にはあまり面白い本に出会っていないので、この本も本当なら手にとらなかったかもしれないのですが、表紙の素晴らしさに購入しました。内容はハッキリいって駄作です。グロテスク三部作の最終話だそうですが、人物像の書き込みが薄く伝わるものがありません(一作目の「グロテスク」の方は中々読ませる本ですが)。表紙の出来が良すぎるから尚更感じるのかもしれません。さてその表紙の写真なんですが森山大道(もりやま だいどう)さんと言います。自分は全く知らなかったのですがかなり有名な写真家の人みたいで、調べると寺山修司とコラボしたり、天井桟敷の写真を撮ったり、ケルアックに憧れて日本全国をヒッチハイクしながら写真を撮り続けたり、かなり活動的な60年~70年代を過したそうです。現在も精力的に活動しているみたいで、この表紙に使われた物は「ヨコハマ」というタイトルの写真で、多分ヨコハマの何処かのゴミの山で撮影された写真です。ゴミの山を下着(?)姿の少女が駆け上がる後姿をとらえた一枚です。これが本当にカッコイイです。本の内容にもバッチリです。一瞬昔の山田詠美の表紙を思い起こさせました。今まで全く知らなかったですが森山氏の写真には物凄く興味が沸きました。ぜひ捜して見てみようと思います。

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