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2006年8月 8日 (火)

Stingへのオマージュ的小説

ビデオが未だ無かった時代、映画は地元の小さな映画館でのロードショウかTVの洋画劇場だけでしか観る事が出来ない貴重なエンターティメントでした。それこそ観る側も今みたいにダラダラでは無く一大イベントとして映画館に出かけた記憶があります。決して大げさではなく映画がそれ程の魅力とパワーを持っていた時代がありました。その時に観た映画の中には未だに名作として記憶に残っている作品が何本かあります。その中の一つにジョージ・ロイ・ヒル監督のアカデミー賞受賞作「Sting」があります。ロバートレッド・フォードとポール・ニューマンの二大スターの演技もさながら、大・大どんでん返しのストーリーに未だ子供だった私は大興奮を覚えたのを未だに覚えています。この映画に影響を受けた人は世の中に沢山いると思いますが、昨日読んだ小説の作者もかなり影響を受けたみたいで、何時かこの映画に対するオマージュ的な作品を書きたいと思って書いた作品ではないかと思います。その作品は五十嵐貴久氏の「Fake」と言います。詳細はネタバレするので除きますが、兎に角騙し騙されの繰り返しです。初めからそういった小説と分っていても楽しく読める一冊です。五十嵐氏の作品は「リカ」(第二回ホラーサスペンス大賞受賞)以来二冊目です。正直「リカ」は怖さがあまり伝わらず内容も二番煎じ的であまりお薦めしてませんでしたが、この作品はお薦めできます。ホラーの様にジンワリ文賞で伝えるのはむいていない気がします。「Fake」の様に何処か映像的でテンポの良い語り口こそ五十嵐氏の持ち味です。今後もこの路線を楽しみにしてます。一気読み出来る娯楽エンターティメント作品です。

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コメント

どうも、五十嵐貴久です。本人だったりします。
感想、どうもありがとうございます。
さて、そんなこんなで私の新刊「パパとムスメの7日間」が、このたび朝日新聞社から発売されました!47歳のパパと、17歳のムスメの体と心が入れ替わって起きる大騒動を描いた話でございます。よかったら、試しに読んでみていただければ嬉しいです。ではでは。五十嵐貴久でした。

投稿: 五十嵐貴久です | 2006年10月 9日 (月) 21時13分

えっ?本当に御本人さんですか?それなら嬉しい限りです。私はミステリー好きなので日夜面白い作品を探して本屋めぐりしています。手前味噌の感想ですのでもしかしたらご気分を害されたかもしれませんが、若輩者の戯言と御流しください。新作も呼んでみたいと思いますが、その前に読んでいない五十嵐さんの作品が未だあるのでそちらを先に読みたいと思います。これからも面白い本をよろしくです。

投稿: マグ | 2006年10月10日 (火) 01時27分

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