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2006年8月 2日 (水)

小説初?のR指定

普通の日常生活を送っていると目に触れない世界が存在しています。しかし一歩路地裏の奥を覗くと、日常世界からかけ離れた異常な世界が存在します。その世界では普通の世界の異常が常識になっています。そんな異常な世界を垣間見せてくれた一冊の本があります。新堂冬樹「溝鼠・どぶねずみ」という一冊です。前から新堂氏の本は何冊か読んでいます。どれも残酷・暴力描写が凄く、読み手を選ぶ種類の内容を書く人です。私は全くOKなので、何冊か読みました。暴力描写だけが話題になりますが、裏世界の実状や人間の心の闇を力強く描く文体はワン&オンリーの才能だと思います。しかしこの「溝鼠」は賛否両論分かれる本です。兎に角酷い描写の連続なんです。勿論フィクションですから、何時もは読んでてもあまり感情移入しないので読物として残酷描写はすんなり読めます。そんな私ですら読了後に物凄い嫌悪感と気持ち悪さが体全体を覆いました。ハッキリ言って今までの新堂氏の作品と比べれば内容は薄いです。ただただ「胸糞悪い」シーンを書き殴っただけの印象は拭えません。小説としての評価は低いと思いますが、他に無い小説としては凄いパワーを持った本だと思います。一部のマニア(?)の間でかなり話題を呼んだらしく、続編「毒虫VS溝鼠」が出版されたそうです。見つけたら読んでみます。でもこんな人間いるんでしょうね。日常生活からかけ離れた世界には普通に・・・。

 

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