« 会う度に違う顔を見せる才女 | トップページ | 低予算にも程がある »

2006年8月 5日 (土)

透明な文体

決して自分が好きな部類の小説ではないし主人公に思い入れが全く出来ない。そんな接点が無い小説なのに不思議と気になる小説家が居ます。その人の名を本多孝好(ほんだ たかよし)と言います。デビュー短編集「MISSING」は2000年度の「このミステリーがすごい」の10位にぎりぎり滑り込んでいたのがキッカケで手にとったのが初めての出会いでした。青春(?)時代の甘酸っぱい気持ちや子供の頃の透明な繊細さがどの作品にもあり、多少ミステリーやファンタジーの味付けがされている不思議な小説だった記憶があります。その後も「ALONE TOGETHER」「MOMENT」と古本屋で見つける度に不思議と購入して読みつづけています。決して自分が物凄く好きな部類では無いのに気になってしまうのです。そして昨日今の所の最新作「FINE DAYS」を読み終えました。今回も実態が無いと言うか何処かフワフワした捕らえ所の無い不思議な話でした。実態が無いと言うと悪い印象みたいですがそうではありません。それこそが本多氏の持ち味だからです。今回も全体通して感じるのは(透明)さです。昔は自分にあったのに忘れてしまったのか?元から持っていないのか?その辺は定かではありませんが、今の自分には持っていない感受性を供えたのが本多氏です。思春期の女学生(死語?)やOLに物凄い支持されているみたいですが、おじさんになる私達の世代にも何か訴えかける不思議な小説です。直木賞にも選出されているみたいですから何時か大化けするかもしれない作家かもしれません。要チェックです。

  

|

« 会う度に違う顔を見せる才女 | トップページ | 低予算にも程がある »

コメント

はじめまして
ゆーみんです(⌒∇⌒)
FINEDAYASってゆー本よかったですかー??
うち読もうかなぁって思ってましたァ!!

うちのブログまだ作ったばっかりやけど,ぜひ来てください!!笑い

投稿: ゆーみん | 2006年8月 6日 (日) 00時00分

はじめまして。ゆーみんさん。FINE DAYSはお薦めですよ。しかし元々がどんな小説が好きなのかで賛否両論分かれるかもしれません。一度読んでみて下さい。もし駄目でしたら他のをお薦めしますね。これからもよろしくです。

投稿: マグ | 2006年8月 6日 (日) 03時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 透明な文体:

« 会う度に違う顔を見せる才女 | トップページ | 低予算にも程がある »