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2006年7月 3日 (月)

あまりにも稚拙な現実の誘拐劇

先週のTVのNEWSは現実に起こった某有名カリスマ美容外科の娘の誘拐事件で持ちきりでした。警察の尽力もあり人質も無事保護され犯人も逮捕されました。身代金目的の誘拐の成功の確率は本当に低く、現実の犯罪の種類の中では難攻不落の種類のものです。そうと分っていても実際に何年かに一回起こります。あまりにも単細胞の人が多いんですね。ミステリーの世界では誘拐劇は定番中の定番です。記憶に新しい事項では岡嶋二人氏の1989年の「99%の誘拐」(第十回吉川英治文学新人賞受賞)が2005年になって文庫化され、16年の月日を経て「この文庫が凄い!第一位」を獲得しました。個人的な誘拐物ミステリーのベスト3は、直木賞受賞作品である原りょう氏の「私が殺した少女」、そしてその原氏へのオマージュとも言える作品で私が大好きな作家法月綸太郎氏の「一の悲劇」、そして惜しまれながら自ら命を絶った作家野沢尚氏の「リミット」となります。勿論私が未だ読んでいない作品で誘拐物の傑作は沢山あると思いますが、読んだ事のある作品の中ではこの三作が物凄く印象に残っています。決して誘拐を推奨するわけではありませんが、これらの本を読めばもう少しマシな計画がたてられるはずなのにね。まっ誘拐なんて成功確率の低い犯罪を突発的に起こすような人間はそこまでの頭を持ち合わせて居ないんでしょうね。現実の誘拐劇はあまりにも稚拙で程度が低いです。

  

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