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2006年7月 9日 (日)

未来を予測する娯楽作品

TVのNEWSでは映画の世界のような恐ろしい話が飛び交っています。北朝鮮のテポドンの発射のNEWSです。北朝鮮の崩壊が近いという事でしょうか?日本と北朝鮮は拉致問題でも根が深く世間の関心も大きいです。しかし関心が大きくなったのは拉致された日本人の一部が日本に帰国した時からです。それまでは拉致は一般的な人には現実の事件ではなく(あるかもしれない?)という空想の世界でしかありませんでした。未だ世間の関心が薄い頃から拉致問題と絡めた娯楽作品を書いている作家が居ます。その名を松岡圭祐と言います。一般的には映画化された「催眠」が有名な作家ですが、「千里眼」というシリーズにかなり力を入れて書いています(途中から催眠の主人公も登場しかなり面白くなっていきます)。そのシリーズの第四段「千里眼の瞳」(文庫ではメフィストの逆襲・岬美由紀の上下巻に分けて発売してます)は正にこの拉致問題を先取りした内容になっています。話の展開自体は完全な娯楽作品で映像化を意識した派手な造りになっています。しかし細部に流れる国際情勢などは現実世界での実情を物凄く研究し、かなりの確率でこうなるだろうという予測の元書かれています。現にこの作品の出版後に拉致被害者が帰国しました。凄い事ですよね。ある人は松岡氏の作品を指してこう言いました。「ジャ-ナスティックな視点を持った近未来小説」と。正しくその通りです。どの作品も面白ですが、順に読んで行かないと話の流れが分らないので出版順に読んで下さい。でもこの「千里眼の瞳」が個人的にはピークです。この後は少しまとまりが今ひとつな気がします。

 

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