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2006年5月 6日 (土)

アナログレコードのA面とB面のような小説

昔大好きだった「三国史」をキッカケにして東洋哲学の本を何冊か読み漁った時期があります。東洋哲学の根底に流れている基本の考え方は二元論という考え方です。「陰と陽」「善と悪」「生と死」「裏と表」など総ての物事には二元的な考え方や見方があるといった風の考え方です(大ヒット映画「マトリックス」はこの二元論とコンピューターの二進法をかけ合せた哲学的な映画でしたね)。そんな二元論を分りやすく小説にした短編集を古本屋で偶然見つけて読んでみました。本の雑誌(ダ・ビンチ)から出ている「秘密 私と私のあいだの十二話」という本です。簡単にいうとある一つの出来事を主人公側と相手側の両方の見方でそれぞれ短編を書くという手法の本です。同じ出来事でも見る人が変わるだけで全く違った出来事に変わるから不思議ですよね。所詮人間なんて自分の都合の良いように考えているものなんですね。作家人も面白人が沢山書いています。伊坂幸太郎(この人が読みたくて買ったみたいなものです)・有栖川有栖・篠田節子・北村薫などのミステリー界の人々の他、佐藤正午・小川洋子・唯川恵・阿部和重など多義にわたっています。初めて読んだ方も沢山居ましたが、企画と短編という長さでどれも面白く読めました。そういえば(乾くるみ)さんが出した「イニシエーション・ラブ」もレコードのA面・B面という二部構成だった事を思い出しました。人生(物事)は見方次第で変わるものです。イイ意味で良い方に考えて生きて生きたいものですね。

 

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