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2006年5月31日 (水)

ミステリー大賞が残した遺産

時代の変化や資金繰りなどの要因で惜しまれつつ終了した文学新人賞があります。20年間続いた「サントリーミステリー大賞」もその一つです。20人もの新人を文学界に送り込んだ功績はミステリー好きには頭が下がる想いです。特に後半の三人は個人的には大収穫だと思っています。16回の高嶋哲夫 17回の垣根諒介 18回の笹本稜平の三人です。前の二人の作品は既に何冊も読んでいるのですが(以前のブログでも紹介済みです)、笹本稜平だけは中々古本屋で見つける事が出来ず未読でした。先日要約大賞受賞&読者賞の「時の渚」を見つけ一日で読破しました。想像通りというか想像以上の出来で一気に読んでしまいました。ミステリーとしても面白いしハードボイルドとしても楽しめます。また人間の抱える業の深さや悲しさも味わえる深い作品でした。特に後半のドンデン返しの連続は読んでいて唸ってしまいました。この後も精力的に作品を出しつづけていますがどの作品も好評価を得ています。早く他の作品が読んでみたいです。「サントリーミステリー大賞」が残した遺産はとてつもなく大きな物となり羽ばたいて行こうとしてます。

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