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2006年4月13日 (木)

映像畑の人間が書く文章

高野和明の「グレイヴディッカー」を読み終えました。高野氏は前作「13階段」で第四十七回江戸川乱歩賞を受賞してデビューしました。いきなりデビュー作が映画化されるというラッキーなスタートをきりました。しかし只ラッキーなだけではありませんでした。高野氏の作品は映像化を前提にして書かれた様な作風だからです。高野氏は元々映画監督(岡本喜八)氏の門下生でした。後々渡米し(ロサンゼルス・シティカレッジ)で映画演出・撮影・編集を学び日本に帰国しました。その後脚本家となり筆力をつけ第一作作品「13階段」を書きあげました。元々映像出の人が書く物語ですから読んでいて場面が頭に浮かびやすいです。今回の「グレイヴディッカー」も同様です。内容はそれ程深くはないですが全編に渡って繰り広げられる逃亡シーンは完全に映像化を意識しての書き方です。極めつけは処刑人の格好です。ダースベーダーの様な黒づくめでマントも頭から被っています。そして体中に鎧の様に張り巡らされた防弾甲冑。映像化すれば面白そうな造詣ですね。あとは監督の力量ですね。疾走感のある逃亡劇シーンを描ければスタイリッシュな映像が出来るかもしれませんね。一層の事自分で撮ったら面白いかもしれません。そうなったら座布団一枚下さい。 

 

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