« MIKA→ユーミン→MICA→カエラ | トップページ | ブルースVSブルーズ »

2006年3月 5日 (日)

評価は遅れてやってくる

昨日今年の直木賞受賞作で東野圭吾氏の「容疑者Xの献身」を読み終えました。正直言って物凄く期待して読んだんですがそれ程ではありませんでした。人物描写が薄いしミステリーとしても先が読めすぎだし世間が言う程悲しい話ではありませんでした。それでも最後まですんなり読めるしエンターテイメント小説としてはレベルが高いと思います。しかしこの作品で直木賞とは東野作品を読んでいる人には納得がいかないと思います。やはり「秘密」か「白夜行」で受賞すべきでした。東野氏に限らず世間の評価は何時も遅れて来ます。私が独断で思う限りでも直木賞では、宮部みゆきは「理由」より「火車」だし、京極夏彦は「後巷説百物語」より「わらう伊石衛門」、篠田節子は「女たちのジハード」より「ゴサインタン」、芥川賞では村上龍は「限りなく透明に近いブルー」より「コインロッカーベイビーズ」だし、花村萬月は「ゲルマニュウムの夜」より「ブルース」で受賞するべきでした。評価されるべき作品で評価されずに今ひとつの作品で受賞するのはどうなんでしょうか?勿論作家の人にとってはどの作品も魂のこもった作品なのでしょうが・・・。横山秀夫氏の「半落ち」騒動の時も審査する側の訳の判らない判断で落選しました。横山氏もあまりにも納得のいかない評価に二度と直木賞に出ないと表明しました。当然ですよね。審査している作家が今どれほどの作品を書いているのでしょうか?書けていない人が殆どです。最高の作品は読者が一番支持しています。直木賞や芥川賞の存在の意味をそろそろ見直したほうがイイ時期なのではないかと思います。

|

« MIKA→ユーミン→MICA→カエラ | トップページ | ブルースVSブルーズ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 評価は遅れてやってくる:

« MIKA→ユーミン→MICA→カエラ | トップページ | ブルースVSブルーズ »