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2006年2月10日 (金)

鬱という字書けますか?

皆さんは何も見ないで「鬱・うつ」という字書けますか?私は全体像は浮かびますが漢字を構成する細かい部分までは少しも思い浮かびません。性格が大ざっぱですからね。私が思うに「鬱」という字を正確に書ける人程「鬱」になり易い人なのでは?と感じます。書き物を専門にしている人なら何となく理解できますが(その他の特殊な商売の方・例えば病院の先生などはおいておいて)、普通の生活でこの漢字を書くことは殆どありません。完璧に書ける人は相当の細かい人か繊細な方なのではと勝手に想像します。昨日読破した京極夏彦の「陰摩羅鬼の瑕・おんもらきのきず」は楽天家の私をかなり「鬱」にさせました。この作品は京極堂が活躍する著者の主要シリーズで前作「宴の宴・宴の始末」(1998年)以来5年ぶりの作品です。要約100円で見つけたので5年ぶりに本シリーズを読みました。相変わらずの弁当箱並みの厚さで上下二段の全750ページの長編です。前回から時間が空いたのがいけないのかこの作品の持つダークなオーラのせいなのか正直かなり辛かったです。前半半分は中々リズムにものれず全く面白みを感じませんでした。後半はスピード感も増して何時もの京極節健在でしたがシリーズ中一番の駄作かも?と感じてしまいました。何故だろう?と考えると、今回は主人公の一人(関口)の視点が何時もよりかなり多かったせいだと気づきました。この(関口)という人物は鬱病の気がありオドオドしてかなりマイナス思考の人物なのです。物語の大半がこの(関口)の視点と言うか独り言で書かれています。これが読んでいると同じように鬱な気分に陥るのです。正直超プラス思考の私には辛いの一言です。ミステリーとしても犯人もトリックも何となく初めから想像がついてしまうしね。今回に限り及第点あげられない評価です。この内容なら半分のページで十分だった気がします。このシリーズはやはり京極堂の爽快な憑き物落しに尽きます。今回は私の憑き物は落ちないままで読み終えました。まっ鬱な気分が残る小説というのだけでも珍しく貴重なのかもしれませんけどね。星一つです。

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