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2006年1月11日 (水)

脇役が主役になる現象

正月明けの暇さに便乗して(?)昨日一日で横山秀夫氏の「顔 FACE」を読破しました。これは警察の仕事の中にある「似顔絵書き」の仕事に焦点をあてた連作ミステリーです。「半落ち」で一躍有名になった横山氏ですが相当の筆力の持ち主で今まで読んだ作品総て面白かったです。もともとこの「顔」の主人公は横山氏の別の短編集の一つの話に過ぎませんでした。読者からの要望が高く目出度く一冊の本の主人公になりました。本の世界ではよくあることです。有名なところでは宮部みゆき氏の「鳩笛草」の中の「はん祭」(何時もの事ながら本当は難しい漢字の「はん」です)の主人公が人気が出て、後に「クロスファイアー」という上下巻の大作に昇格し映画化までされました。大出世ですね。京極夏彦の作品でも榎木津が独り立ちした話がかかれたりしています。一人の作家を続けて追う人には堪らない現象ですよね。映画でもリュックベッソン監督の代表作「レオン」は元々前作「ニキータ」の中の脇役でチョイ役に過ぎなかったのが、堂々の主役でしかも監督の出世作にまでなりました。「脇役が主役を食う」と昔良く言われましたが、これらの作品は食う所か消化してしまってます。

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